十三機兵防衛圏考察まとめ

十三機兵防衛圏プロローグの考察。というより半分以上が妄想。ネタバレ前提なのでご注意ください。

十三機兵防衛圏考察・時間軸編

十三機兵防衛圏における時間軸の考え方についての考察。

 
確認できる情報

まずは情報をまとめる。

・5つのセクター

十三機兵防衛圏では1944~5年、1984~5年、2024~5年、2064年、2104年とおよそ40年おきに5つの時代が舞台となっており、それぞれを「セクター」と呼んでいる。

比治山編で関ヶ原が1985年を「セクター4」と呼称していることから、順番的に恐らく未来から順にセクター1、セクター2と続いているのだろうと推察される。

 

・ゲートによる転移

時間転移は基本的にはゲートと呼ばれる転移装置に直接赴くか、あるいは機兵から転移装置にアクセスすることで可能となる。

プロローグで確認されているゲートは常坂神社と理科室の2ヶ所。

(ただし如月編では旧校舎の渡り廊下から転移している)

 

・時間転移の制限

時間転移はできるものの、全く自由に好きな時間に転移できるわけではなく、ある程度の制限・法則があるようだ。

例えばシュタゲよろしく「『奴ら』との戦いに敗れても、侵略前に戻って何度も再戦できる」という訳ではない(一部を除く)。

また、一度は「全てが巻き戻った」らしく侵略前への転移にも成功しているようだ。

 

・どのセクターでも同じ時間が流れている

例えば比治山編では関ヶ原の「少し前に沖野の転移履歴があるな…今から追えば捕まえられるか?」という発言があるように、転移元の1944年の時間差は転移先の1984年でも発生しており、ゲートによる転移ではそれを覆す(沖野が転移したのと同時間に飛ぶ)ことはできない。また、南も転移している間は1984年の時間が経過しており、行方不明扱いを受けている。

これは恐らく「奴ら」にとっても同じで、セクター毎によって攻撃の時期が違う(おおよそ半年サイクル?)のは、2104年の自動工場で戦力を増強・補填しているからだろうと考えられる。

 

並列時間軸説

以上のことから…というか時系列表を作ろうとエクセルでアレコレやってる間にこういう表ができた。

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「きっかり40年単位でしか転移できない」という言い方でも良いのだが、こっちのほうがわかりやすいかなーと思う。

つまりゲートによるセクター間の移動は出来るが、時間の流れを遡る事はできないのでは?という仮説である。

ちなみにどのセクターを0年を最初としているのは記録として確認できるのが郷登編の森村の記録(2100年)だからである。

その記録では自らのクローンを「昭和15年」の鞍部家に里子に出したと証言しており、昭和15年は西暦に換算すると1940年であることからも、西暦の下一桁は全セクター同じであると推察される。

 

このような時間軸の考え方をすると辻褄が合う部分が多い(ただし一部を除く)。

 

仮説を全否定する一部・ 緒方編の謎

既に(ただし一部を除く)という文章を2回書いたが、この一部というのが緒方編である。

緒方編だけはこの考察を真っ向から全否定しており、駅のホームから脱線までをループするという「同一セクター内で任意の時間に遡る」シュタゲ的時間移動を行っている。

だがもしこれが可能であるなら、前述した通り『奴ら』に勝つまで何度も防衛戦を繰り返すことが出来てしまい、全体的なストーリーの流れとは逆行する。

恐らく緒方編の転移だけは例外的な特殊ケースだとは思うのだが…。

通信では何者か(沖野?)が「もう一度『巻き戻す』」という発言をしており、郷登編ではロリ村が「全てが巻き戻った」と言っている。

「セクター間の移動」という転移技術とはまた違う「時間の流れを巻き戻す」技術があるのだろうか?

このあたりは正直プロローグの情報では考察の余地がないため、本編を楽しみにしたい。